親子関係を築く3つのシンプルな方法

親子関係を築く方法

私が2人の子供たちを育ててきた経験と、今までかかわりのあるご家庭を見てきて、子育てに大切なことで実感したことをお伝えして、少しでも少子化に歯止めをかけたい、子育てを楽しんで欲しいという想いで、「子育てに関してのワンポイントアドバイス」を書いていきたいと思います。

今回は、「親子関係を築くための3つのシンプルな方法」です。
完結にお伝えすると、

・安心
・安全
・コミュニケーション

この3つになります。
それぞれどういうことが、掘り下げていきますね。

子供にとっての安心

安心とはどういう意味でしょう?
調べると、気にかかる事がなく、またはなくなって、心が安らかなこと。物事が安全・完全で、人に不安を感じさせないこと、とでてきます。

子供たちにとっての安らぎは、やはり家庭です。
家庭が穏やかでないと、子供たちの心休まるところはありません。

学校で友達がいても、先生がいても、家に帰ってご飯を食べ、お風呂に入り、眠ります。
この時間帯、親や兄弟と安らぐ会話がなければ、子供はなかなか落ちついた学校生活が送れません。

これは、大人になると自立してきて解決していくこともありますが、子供の時の環境からの影響はとても大きいものです。
家に帰ってきたらお母さんからの声掛け、

「おかえりなさい。」
「学校の授業、何が一番楽しかった?」
「給食、美味しかった?」
「晩御飯、何食べたい?」
「テスト、頑張ったね」

このような声掛けから始まる親子の時間が、子供達の心の成長、自立心を育てるのにとても大切な役割を担います。

子供にとっての安全

安全とは、環境そのものですね。
家の中のこと、外でのこと。

私は子供たちが小学生低学年のころ、ひやっとすることがありました。
当時の仕事が平日の昼から夕方までだったのですが、帰ってくると、ソファーをひっくり返して滑り台にして、きょうだいで遊んでいました。
楽しそうな顔を見れたのはいいのですが、ひとつ間違えると、大けがになるようなことです。

週に4日の勤務でした。
たまたま怪我にならなかったけど、このまま続けると、いつどんなことが起こるのかと想像し、やはり仕事を辞める決意をしました。

子供たちが小さいうちは、なかなか目を離すことが難しいです。
ほんの少しの時間のことで、子供たちは大けがをしたり、命を落とすようなこともあります。
神経質になることはないですが、やはり、万が一のことを考えた日々対応することはとても大切だと思います。
大人がそばで見守ることが大切です。そして、見守られてると感じている子供達は安心します。

そのころから、家でできる仕事を探し始めて、現在家の仕事と、外での仕事はその4年後ほどから始めることに。

また、習い事など、低学年のうちから、キッズ携帯を首からぶらさげるようにしていました。
特に娘は心配です。
「何かあったら、この携帯でお母さんに電話しておいでね。かからなくても話してるふりをして。そして何かあったら、近所の知っている人の家に入りなさい。
防犯ブザーは、本当に大変になった時に、引っ張ってね。」
ずっと、このようなことを言っていました。

娘は何回か電話してきましたが、たまたま後ろからずっと同じ方向へ帰ってくる人がいたみたいで、しばらく話しながら止まって、追い越してもらいなさいというと大丈夫だったようです。
息子は、自転車をとてもスピード出して走る癖があったので、
「この細い十字路から、小さい子やおじいちゃん、おばあちゃんが飛び出してくるかもしれないと思って、その時に止まれるようなスピードで走ろうね」
このように、言い聞かせました。

なんとか現在まで無事故ですが、子供達には常に、想像しながら行動することも言い聞かせていました。
高校生、そして大学生。
大きなけがも病気もなく、ほんとうに健やかに育ってくれて、ほっとしています。

親子間のコミュニケーション

コミュニケーションは、小さいころからの積み重ねが大切です。

たまに聞くのが、中学生くらいに大きくなってから急に「掃除しておいて」とか「カーテン閉めて」とかお願いをするお母さんがいるみたいです。
子供たちは、今までずっと母親がしていたので、「なんで急に?」となります。

小さいうちから、一緒に洗濯物を畳んだり、キッチンに立って、少しお料理してみたり、このような時間がないと、子供たちは困惑しがちです。

正直なところ、「親の都合ばかりだな」と感じてしまい、言うことは聞くかもしれませんが、それは親のことを思ってではなく、怒られるのが嫌だからとか、言うこと聞いてないと面倒なことになるからとか、
全く親子関係がなりたっておらず、子供自身の心の成長にもつながりません。

もちろん、親としても言い分がありますよね。
毎日家事をして、仕事もして疲れてるんだから、手伝ってくれて当たり前でしょう?と。

でも、それは、子供からしたらとても都合の良い大人の解釈です。
大人なら、子供達がどのように感じるのか想像し、本当の意味で、子供たちのためになる言動をしていかないと、子供とちと良好な関係性を築けません。

キッチンに立たれると邪魔だし面倒だからお料理を教えないという母親も良く見ます。
先回りして、何でもしてしまう親なども。

これは、子供のことを考えて行動できていないということです。
特に幼少期は、子供の時間に合わせて、ゆったりとした気持ちで、家事を一緒に行う。

これが、その後の思春期でも会話のある親子関係に繋がっていきます。

現在高校生の息子ですが、彼女に手作りでホワイトデーのクッキーなどを送りました。
彼女だけでなく、彼女の兄弟の分、そして、部活の後輩などの分も作り、へとへとになりましたが、全て自分でやり切り、最後に私に見せにきました。
ラッピングが上手にできたって、嬉しそうな顔で。

育てやすい子でしたが、頑固なところもあり、なかなか大変なところもありますが、友達思いで、先生思い、いつも友達に囲まれている息子を見ると、嬉しい気持ちでいっぱいになります。

まとめ

このページをご覧になった方が、もし中学生のお子さんの母親だったり、父親だったりするとしても、決してあきらめないでください。
大人たち、親たちが、常に子供のことを第一に思って言葉をかけていれば、それに子供たちも気づいてくれます。

例えば、夏休みの宿題を一緒にやってみる、主導は子供ですが、子供の能力に合わせ、親はある程度までは誘導してあげることも必要です。
そして、来年は、ここまで一人でやってみようなど、そのような声掛けです。

子供を第一に思うというのは、子供を甘やかすということではありません。
忙しい親ほど、すぐに外食に連れていったり、旅行に行ったり、そんなことで愛情表現をしようとしますが、それは実は、子供たちが一番望んでいることではありません。

ある、社長のお話。
娘が友達と海外旅行にいくから、いつも会話のない娘に、クレジットカードを渡し、自分の好きなものを買ってきなさいといいました。
クレジットカードが帰ってきて調べると、限度額全部、100万すべて使ったようです。
苦笑いして、「娘に嫌われてるからなぁ」とぼやいていました。

クレジットカードを渡すのは、果たして愛情でしょうか?
子供にはそんなことは通じません。お金で解決するなんて、まったく愛情ではないのです。

娘さんは、お父さんと一緒に日々の生活の話しや、近場でもいいから家族でお出かけなどがしたかったんだと思います。
ちなみに、そこのご家庭は、夫婦関係が劣悪でした。
子供さんは母親の味方だったようです。

このように、子供たちは、日常の中での親子の会話、趣味の話だったり、季節の話、ご飯の話、そんなことが嬉しいのです。

そして、言葉遣いは、丁寧に。
乱暴な言葉遣いをする家庭を知っていますが、やはり親子関係は良くありません。

このように断言できるのも、現在大学生の娘、そして高校生の息子が、思っていた以上に、良い方向へ育ったからです。
少しでも、この情報が皆さんの子育てに役立てれば、幸いです。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします。
子育て
スポンサーリンク
記事が気に入っていただけたらシェアお願いします♪
きらりをフォローする
未来を育む 教育・食育ブログ キラキラスマイル

コメント