年齢を重ねてくると、だんだんと髪の毛にコシがなくなってきたり、艶がなくなってきたり・・・
なんとかヘアスプレーやオイルやヘアイロンで巻いたりしてごまかしてきても、白髪は増えてきますよね。
私も45歳を過ぎたあたりから、前髪に増え始めて気になりだし、市販のヘアカラーの頻度が多くなってきました。
それまでは3ヵ月に1度くらい、美容院に行く前に染めてたんですが、1か月に1回するようになってから、ヘアダメージが気になりだし、市販のものを薄めて使ったり、美容院でのヘアカラーをたまにしてみたりしていましたが、美容院だとお値段が高くつくし、なんとか自然素材できれいに染まるものはないのかな～と探していて出会ったのが「ヘナ」でした。
実際使ってみて、もう1年半以上になりますが、その効果と使い心地、メリットとデメリットをお伝えしていこうと思います。
ヘナとは
ヘナはミソハギ科の植物で、インドなどで古くから髪染めやボディペイントなどに使用されてきたハーブです。
ヘナの「葉」の部分が白髪染めとして使われます。
ヘナはアーユルヴェーダで使われていて、毒素排出・炎症抑制・新陳代謝を良くする効果があると言われています。染める際に、頭皮につけることにより、頭皮環境を整え、健康な髪を生み出す効果が期待できます。
なので、ヘナ染めは、髪を染めると同時に、髪を健康な状態にし、頭皮からデトックスも期待できるという一石二鳥のヘア染めなんですね。
ヘナ染めの方法
ヘナはオレンジの色素なので、白髪はオレンジ色に染まります。
私が一番最初にヘナをしたときは、市販のヘアカラーをしていたので、全体的に程よくブリーチされていて、そこにオレンジ色が入り、とても元気なポップな印象のヘアカラーとなりました。
自分では絶対にしない髪色でしたが、結構お気に入りでした。
でも、ちょっと明るすぎたのもあって、その2日後に、インディゴを塗り、程よい黒髪に。
もし、白髪が少ない場合は全然大丈夫ですが、ほとんど白髪という人はすごい明るいオレンジ色になってしまうので、藍色の色素をもっているインディゴ（ナンバンアイ葉）の染料が配合されているものを選ぶびもいいかもしれません。
私は、オーガニックのヘナとインディゴを個別に買い、現在では両方を同量混ぜて使っています。
仕上がりは黒に近いこげ茶という感じです。インディゴの分量を減らすと、もう少し明るくなると思いますが、地毛が黒いため、やっぱり目立つので地毛の色に近い色で染めるほうがナチュラルですね。
ヘナ染めの注意点
ヘナはアーユルヴェーダで使われる薬草です。そのため、身体に思わぬ効果が現れる可能性があります。
体の熱を取る作用もあるため、生理中（貧血状態になるため）や妊娠前期は使用しないほうが無難のようです。
私の場合、生理中に一度したことがありますが、体を冷やさないようホットティーなどのみながら過ごしました。体調の変化なの度は見られませんでしたが、個人差もあるので、初めてするときは、生理中はさけたほうが無難化と思います。
ヘナ染めのメリット
ヘナの魅力は大きく２つ。
1つ目は、化学染料を使用せず、白髪を自然素材100%のみで染められること。
2つ目は、髪染めをする度に得られるトリートメント効果です。ヘナのトリートメント効果ではハリ、コシ、ツヤが実感でき、髪がまとまりながらも得られるボリューム感と艶感にびっくりします。実際、私も使用して、とてもサラサラになりました。
これは、ヘナが持つ収れん作用が髪をおおっているうろこ状のキューティクルを引き締め、髪の毛の潤いを保ち、摩擦をやわらげてくれるからです。また、頭皮に優しく、毛穴の余分な皮脂を取り除くことで健やかな地肌を保ち頭皮ケアの効果もあります。
ヘナは、白髪を染めながら、さらにトリートメントもしてくれる優れた植物です。
植物100％だけで白髪を染められるということに安心感もあるし、しかも頭皮からヘナのペーストを塗ることができるため、一番気になる根元の白髪にしっかり色が入るだけでなく、頭皮の余分な皮脂や汚れも取り除き、頭皮をきれいにしてくれます。
ヘナは毎日使用しても髪や頭皮に問題がないのが特徴です。一般的な化学染料のヘアカラーは髪を染めると髪が傷むというイメージがあると思いますが、ヘナは髪染めの常識をひっくり返してくれる白髪染めなんです。
私自身、ここがほんとにすごいありがたいな～と感じていて、ずっと使っていきたいと思っています。
ヘナ染めのデメリット
さて、ヘナのデメリットですが、化学染料のヘアカラーに劣る部分もあります。
まずはニュアンスのあるカラーに染めることができないということです。
黒髪かオレンジか、どちらかになってくるかと思います。
私は着物を着たりすることもあり、黒髪でいいのでこれでよしといしていますが、たまに少しおしゃれなブラウンとかしてみたいと思うこともあります。
年に一度、そういう時は美容院に行ってもいいかもしれません。
また染める時間がまぁまぁかかります。染め時間は40～60分。
でも私は染めてる時間に家でお茶を飲みながらPC作業したり、家事をしたり、あっという間に終わるので、あまり不便と感じたことはありません。
あとは、草の匂いがすることでしょうか。
ヘナをした後子供たちが帰ってくると、あ、草野匂いって言われます。
でも、ナチュラルな香りなので、嫌な感じはしません。化学染料の香りとは全く違うので、私自信、これもあまり気になりません。
それと、色落ちが結構します。染めて3日くらいはタオルに色が移るので白いタオルはＮＧですね。
この色落ちは最初はびっくりしましたが、使うたびに髪がサラサラになっていくのを感じるのと、自然のものを使ってる安心感から、その欠点も気にならないほどです。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
1年半使ってきて、やっぱりヘナで良かったなと私は感じています。
ちなみに私がずっと使ってるのはこちらのヘナになります。
ヘナは天然由来の成分で優しく白髪を染めてくれ、トリートメント効果もあるといわれています。
一般的なカラー剤での髪のダメージが気になる人や、ケミカルアレルギーの方にとてもおすすめですよ。
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